疲労回復・ストレス緩和にも？プロポリスの知られざる効果

「なんとなく疲れが取れない…」
「気づくとイライラしてしまう…」
そんな日が続いていませんか？

現代人の多くが感じているこの“疲れ”や“ストレス”。
実はその原因、体の中の「炎症」や「活性酸素」が関係しているかもしれません。

今回ご紹介するのは、ミツバチが生み出す天然成分「プロポリス」。
抗菌・抗炎症作用が注目されがちですが、実は疲労回復やストレス緩和にも役立つってご存じでしたか？

この記事では、プロポリスの“知られざる効果”について、やさしくわかりやすく解説していきます。

「へ〜、プロポリスってこんなことにもいいんだ！」

と驚くかもしれませんよ。

そもそも「疲れ」や「ストレス」って何が原因？

まずは、「なぜ私たちは疲れるのか？」「なぜストレスを感じるのか？」を簡単に見てみましょう。

体を動かすと、筋肉や細胞の中でエネルギーが使われ、その過程で**「乳酸」や「活性酸素」**といった物質が発生します。
これらが溜まりすぎると、体はだるくなり、いわゆる「疲れた状態」になります。

さらに、ストレスや睡眠不足、栄養の偏りなどがあると、疲労の回復が遅れやすくなってしまうのです。

ストレスは、精神的なプレッシャーだけでなく、

といった日常的な刺激でも発生します。

このとき、体内では「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌され、自律神経が乱れたり、免疫力が落ちたりすることがあります。

プロポリスは、ミツバチが植物の樹脂や新芽から集めた成分を、ミツロウや唾液と混ぜて作った“天然の防御物質”です。

ミツバチたちはこのプロポリスを使って巣の中を殺菌・消毒しており、外敵からコロニーを守るバリアの役割をしています。

このプロポリスの中には、なんと300種類以上もの成分が確認されており、

など、疲れやストレスに関係する成分も多く含まれているんです。

では、プロポリスがなぜ疲労回復に役立つのか？
ポイントは「活性酸素の除去」と「炎症の抑制」です。

疲れの原因になる活性酸素は、体内の細胞を傷つけ、エネルギーの生産効率を下げます。

プロポリスに豊富に含まれるフラボノイドや**アルテピリンC（ブラジル産プロポリス）**は、活性酸素を除去して細胞のダメージを防ぎます。

つまり、プロポリスを取り入れることで、体内でスムーズにエネルギーが作られ、疲れにくくなるわけです。

運動後や長時間の労働、ストレスによって体の中で炎症が起こることがあります。

プロポリスに含まれるフェノール酸類（CAPEなど）には、こうした炎症を抑える働きがあり、疲労の回復をスムーズにしてくれるのです。

ストレスとプロポリスの関係は少し意外かもしれませんが、最近の研究では、プロポリスに神経を落ち着かせる働きがあることも分かってきています。

ストレスが続くと、自律神経が乱れ、交感神経（緊張）が優位になりがち。
プロポリスに含まれる成分は、副交感神経（リラックス）を優位にする可能性があるといわれています。

これにより、

といった変化が期待できます。

一部の動物実験では、プロポリスがストレス時に増えるコルチゾールの量を抑えることが報告されています（※参考：Caldas et al., 2015, Journal of Ethnopharmacology）。
これは、長期的なストレスによる体へのダメージを減らす可能性を示しています。

プロポリスは、サプリメントや液体タイプなどで手軽に摂ることができます。
初めての方には以下の方法がおすすめです。

形状	特徴
サプリメント	味や香りが苦手な人向け。毎日手軽に続けやすい。
滴下液（原液タイプ）	成分が濃縮されており、効果を実感しやすい。水やジュースに混ぜて飲む。
飴・ドリンク	外出先や仕事中でも摂取できて便利。